深夜のバイト

ずっとやってみたかった仕事だったので、高校を卒業するまでの3年間、ずっと同じお店で働いてきました。
高校3年生の時に、進路のことで考える時期がありました。
進学校だったので、担任の先生は進学ばかりを勧めてきたからです。
私自身も、進学するつもりでこの高校を選んで入学したので、本当に就職で考えていいものか、とても悩みました。
いろいろな方法を考えましたが、私はアルバイトで仕事をしているお店で働いていることが一番生きがいを感じていたし、ずっと続けていきたいという思いが一番強かったので、進学することは選びませんでした。
また、そのお店に就職してしまうと、平均2、3年で他の店舗に異動しなければならないことを知っていたので、フリーターという選択をしました。
フリーターという選択をしたことが、今までずっと協力して支えてきてくれた両親に申し訳ない気持ちになったので、これを機に自立することを決め、資金を稼ぐためにアルバイトを深夜で働くことに決めました。
資金が貯まるまでは実家に住んでいましたが、ある程度貯まった時点で、一人暮らしを始めました。
自立をするきっかけになりました。
割増時給について
昼間の人と同じ時間数働いても、深夜というだけで割増時給になるので、結構な金額が変わってきます。アルバイトとして仕事をしているので、自分が頑張った分しか給料はありません。
夜勤で働き始めた最初の頃は、体調を崩してしまうことが度々あり、熱が出てどうしても出勤できずに休みをもらった翌月は、生きていくだけでやっとという時期もありました。
周りのスタッフに迷惑をかけながらも、何とか生活リズムが整ってきました。
自分の好きな仕事なので、どんなに苦しくても、頑張り続けることが出来ました。
この道を選択して本当によかったと思っています。
後悔することは、ひとつもないです。
嬉しいことに、同じ職場だった人と結婚することができました。
今は2人の子供を授かり、育児の真っただ中です。
結婚を機にアルバイトを辞めたのですが、ずっと夜勤で仕事をしてきたので、昼間に起きて生活をするという真逆の生活に戸惑い、慣れてくるまでは、どうやって生活をしたらいいのかリズムがつかめなかったです。
夜勤生活を7年間、同じ職場で10年間働かせていただきました。
敬語さえ、ろくに使えなかった私でした。
10年かけて、いろいろなことを教えてくださいました。
本当に感謝しています。